
それでは第70回毎日王冠(G2)予想から始めたいと思います。
東京競馬場(3歳上・GII・芝1800m)
出走馬と追切評価
1-1 ケイアイノーテック(牡4、幸英明・平田修)
追切評価C
2-2 ギベオン(牡4、岩田望来・藤原英昭)
追切評価A
3-3 アエロリット(牝5、津村明秀・菊沢隆徳)
追切評価A
4-4 インディチャンプ(牡4、福永祐一・音無秀孝)
追切評価A
5-5 ランフォザローゼス(牡3、北村宏司・藤沢和雄)
追切評価C
6-6 ペルシアンナイト(牡5、A.シュタルケ・池江泰寿)
追切評価B
7-7 マイネルファンロン(牡4、柴田大知・手塚貴久)
追切評価C
7-8 ハッピーグリン(牡4、服部茂史・田中淳司)
追切評価-
8-9 ダノンキングリー(牡3、戸崎圭太・萩原清)
追切評価B
8-10 モズアスコット(牡5、内田博幸・矢作芳人)
追切評価B
※ 追切評価における-は動画がないため評価ができないものを示しています。
◎3アエロリット(追切評価A)
推し要因
①昨年の同レースの覇者であり、東京競馬場の成績は8戦3勝2着3回4着1回5着1回と掲示板を外しておらず高い適性を示していること。
②他に強力な逃げ馬がおらず、自分の競馬をすることができること。
③追切の動きも良く、ある程度、鉄砲駆けがきく馬であること。
不安要因
①鞍上の乗り替わり。
②5日(土)芝のレースは逃げ馬が全滅で差し有利の馬場であったこと。
評価
前走のG1安田記念では最後に今回も出走する4インディチャンプに差されてしまいましたが、ハイペースでレコード決着の中、勝ち馬からはクビ差の2着に粘っており、負けはしたものの相当強い2着であったと感じました。昨年の覇者であり、東京競馬場では掲示板を外しておらず、4着1回、5着1回さえもG1であり、それぞれ0.4秒差、0.1秒差と僅差です。今回は他に逃げ馬もおらず、自分のペースで逃げられること、追切の動きも良く、鉄砲駆けもきく馬であることから本命としました。鞍上の乗り替わり、5日(土)芝は逃げ馬全滅の差し有利の馬場といった不安要因はありますが、乗り替わりであったとしても、戦法はシンプルで逃げと決まっており、初騎乗で余計な展開を考えなければならない状況ではないこと、昨年の同レースの週においても、逃げ馬が全滅で差し有利の馬場でありながら同馬は見事逃げ切っていることから、不安も杞憂に終わると判断しました。
〇9ダノンキングリー (追切評価B)
推し要因
①3歳馬で斤量が54kgと軽く、有利なこと。
②春のG3共同通信杯での上がりの3F32.9秒の脚
③距離短縮
不安要因
①初めての長い休み明けであること。
評価
皐月賞は僅差の3着、前走のG1東京優駿では2着と世代トップクラスの実力の持ち主です。その世代トップクラスの実力の持ち主が今回は3歳馬ということで54kgという軽い斤量で出走できるのは魅力十分。どちらかと言うと同馬は先行馬ですが、今週の差し有利の馬場において、3歳春の段階で今回と同じ条件のG3共同通信杯で、上がりの3F32.9秒のキレのある脚をつかえているのは脅威としかいいようがありません。また、同馬には兄が3頭いて2頭は全兄で父ディープインパクト、もう1頭は父ElusiveQualityであり、なんとその3頭は全てマイル以下に実績があります。同馬は芝1600Mで新馬勝ちし、G3共同通信杯、G1皐月賞、G1東京優駿と出走するたびに距離不安が囁かれましたがその壁を打ち破ってきました。しかし、皐月賞は3着、G1東京優駿では2着と勝ち切れなかったのも事実です。血統面、馬体からも今回の距離短縮はこの馬にとって大きく有利に働くと判断し対抗評価としました。
馬券の買目は上記2頭に△2ギベオン、△4インディチャンプ、△6ペルシアンナイトを加えた以下の三連単で勝負したいと思います。
◎3アエロリット
〇9ダノンキングリー
△2・4・6
三連単
③⑨-③⑨-②④⑥ 計6点

続いて第54回京都大賞典(G2)の予想をしたいと思います。
京都競馬場(3歳上・GII・芝2400m)
出走馬と追切評価
1-1 ノーブルマーズ(牡6、高倉稜・宮本博)
追切評価A
1-2 アルバート(牡8、藤岡佑介・橋口慎介)
追切評価B
2-3 クリンチャー(牡5、池添謙一・宮本博)
追切評価D
2-4 エタリオウ(牡4、横山典弘・友道康夫)
追切評価A
3-5 チェスナットコート(牡5、岩田康誠・矢作芳人)
追切評価D
3-6 シルヴァンシャー(牡4、浜中俊・池江泰寿)
追切評価B
4-7 ドレッドノータス(セ6、坂井瑠星・矢作芳人)
追切評価B
4-8 パリンジェネシス(牡5、松山弘平・清水久詞)
追切評価-
5-9 エアウィンザー(牡5、三浦皇成・角居勝彦)
追切評価B
5-10 ウラヌスチャーム(牝4、大野拓弥・斎藤誠)
追切評価B
6-11 アドマイヤジャスタ(牡3、北村友一・須貝尚介)
追切評価C
6-12 リッジマン(牡6、蛯名正義・庄野靖志)
追切評価-
7-13 メートルダール(牡6、和田竜二・戸田博文)
追切評価C
7-14 ダンビュライト(牡5、松若風馬・音無秀孝)
追切評価C
8-15 レノヴァール(牡4、藤岡康太・高野友和)
追切評価B
8-16 グローリーヴェイズ(牡4、M.デムーロ・尾関知人)
追切評価A
8-17 ウインテンダネス(牡6、菱田裕二・杉山晴紀)
追切評価-
※ 追切評価における-は動画がないため評価ができないものを示しています。
◎4エタリオウ(追切評価A)
推し要因
①4戦1勝2着2回4着1回と京都競馬場での適性が高いこと。
②賞金的に本気度が高いこと。
③追切での動きが良かったこと。
不安要因
①まだ1勝馬で勝ち切れない馬であること。
評価
前走のG1宝塚記念は本調子になく9着に終わりました。宝塚記念後の夏場を休養に充て、帰厩後は「いい頃のエタリオウの感じ」とトレーナーのコメントがありました。それを裏付けるのは元来調教では全く動かない馬が以前よりは良い動きをみせていることです。賞金的にG1ジャパンカップやG1有馬記念に出走するには心許く、今回はいつも以上に勝利への本気度が高いこと、同日のG1凱旋門賞に出走するフィエールマンにハナ差まで迫ったのも、唯一勝利を挙げたのも京都競馬場であり適性の高さを示していることから本命としました。本当に勝ち切れない馬ではありますが、シルバーコレクターを返上する舞台は揃ったと判断に至った次第です。
〇10ウラヌスチャーム(追切評価B)
推し要因
①京都競馬場の外回りであること
②距離延長
不安要因
①どこまでやれるかが未知数であること。
評価
前走のG3クイーンステークスは4着。前々走のG3中山牝馬Sと前走のG3クイーンステークスをみて思ったことは、ズブイ馬でペースの上がる4コーナで遅れてしまい、最後の最後に良い脚で駆けてきているにも関わらず、4コーナ―が急な小回りコースを何で使っているのだろうという点です。今回は京都競馬場の外回りであるため、コーナーは緩やかであり且つ下り坂もあることから、4コーナ―で遅れる心配も少ないこと、東京の2400MではG2青葉賞3着のスーパーフェザー、中山の2200MではG3七夕賞2着のクレッシェンドラヴと重賞級の牡馬既にを下しており、ズブさからも距離延長での一変の可能性は十分に高いと判断したことから対抗評価としました。
▲16グローリーヴェイズ (追切評価A)
推し要因
①前走のG1天皇賞春での2着、前々走G2日経新春杯での勝利。
②追切での動きが良かったこと。
不安要因
①16番枠と外枠であること。
②長い休み明け
評価
前走のG1天皇賞春では2着でしたが、3着に6馬身もの差をつけて、勝ち馬のフィエールマンにはクビ差まで迫る強い競馬を披露してくれました。前々走においては同距離同コースのG2日経新春杯を勝利して同条件での適性の高さを示していること、久々ではありますが、追切評価をAとしているとおり、追切での動きが良かったことから三番手評価としました。不安点は有利ではない16番枠と外枠であること(G2日経新春杯勝利の際は2番枠)、G1天皇賞春以来の出走であり、これほど長い休養をとったのが初めてであることです。このことから圧倒的な1番人気ではありますが、三番手まで評価を落としました。
馬券の買目は上記3頭に△1ノーブルマーズ、△6シルヴァンシャー、△9エアウィンザー、△13メートルダールを加えた以下の三連単で勝負したいと思います。
◎4エタリオウ
〇10ウラヌスチャーム
▲16グローリーヴェイズ
△1・6・9・13
三連単
④⑩-④⑩⑯-①④⑥⑨⑩⑬⑯
⑯-④⑩-①④⑥⑩ 計26点
単勝回収率 107.3%
複勝回収率 85.2%
※ ◎(本命)の単複を購入した場合
現在回収率 76.39%
※ 独自予想・ブログ開設以来買目を100円ずづ購入した場合
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